自分で始めたことをすっかり忘れていた?ふりをするのも楽しいことだ。構想の一つは、秋田でさつき女史の亡霊に会い、アカネという女と巡り合う、そして一児をもうけることになる。さつき女史の菩提寺はアジサイの寺である。晩夏の終わりに訪ねても、もちろんアジサイなど咲いているわけもない。そういえば私と彼女が、鎌倉の紫陽花寺に遊んだのはいつのことだったのか?ところで期待の第三の女はいつ現前するのだ、わたしは人生のエポックを彼女に求めている。それはひょっとすると冒険家になる前の和泉雅子かもしれない。時間、それは存在の裏付け、アリバエなのだろう。